行政書士が自動車登録のOSSをするメリットについて 支払い編
「そもそも自動車登録のOSS(ワンストップサービス)申請をするメリットって何?」
これは、OSSでお問合せをいただく際、よくある質問の1つです。
結論から述べさせていただくとメリットは沢山あります。
本日は自動車登録をしている行政書士がOSSをするメリットについて
自動車税や手数料等の支払いの観点からメリットをご紹介します。
目次
【自動車登録における紙申請とOSS申請の支払い方法】
紙申請の場合は様々な印紙や証紙と現金での支払いです。
比べて、OSS申請の場合は大半が電子的に支払いをします。
以降では、その支払い方法の違いから生じるメリットや、電子的な支払いについてご紹介します。
【自動車税や手数料と電子的に支払うメリットは何?】
ここからは自動車登録のOSS申請で電子的に支払うメリットについて紹介します。
・OSS支払いメリット1 大金を持ち歩かなくて良い
車両の重量にかかる重量税や、自動車を取得する際に係る環境性能割など
1台自動車を登録するだけで十数万円の課税を支払う場合があります。
自動車登録を主とされる行政書士が数件登録をするとなれば相当な金額になります。
したがって、物理的に大金を持ち歩く事は盗難や紛失のリスクが発生します。
電子納付はご自宅や会社から24時間支払いができますのでリスクが無くなります。
・OSS支払いメリット2 印紙の貼る手間や管理をする必要がない
紙申請の場合、自動車登録の支払いは印紙か証紙が大半です。
いずれも支払う際は、印紙や証紙を購入して貼る必要があります。
もしも、印紙がある場所で風が吹いたり、複数の人がいたら…
切手ほどのサイズで数百円から数万円もする印紙を申請毎に貼る事はとても大変です。
そして、小さくて軽い印紙や証紙は、盗難や紛失のリスクも非常に高いです。
電子納付は、その手間やリスクがない事がメリットです。
【OSSの自動車税や手数料等の電子的な支払い方法とは?】
次に、自動車登録におけるOSS申請時の自動車税や手数料等の支払い方法について紹介します。
・まとめ払いとダイレクト納付
自動車登録のOSS申請における支払い方法は以下2通りあります。
- まとめ払い…国庫金・地方公金問わず全ての支払いが可能
- ダイレクト納付…国庫金のみ納付手続きが可能
一見すると、まとめ払いの方が全ての支払いができるからいいように思えます。
実際にまとめ払いは国庫金・地方公金問わず全ての支払いができますので便利です。
では、新車新規や継続検査の登録が複数件あった場合はどうでしょうか?
まとめ払いは、申請代理人の行政書士の口座から支払いが発生します。
例えば、1件数万円の税金がかかり、それが10件登録する場合、何十万円の支払いが必要となります。
それが連日続けば、数日で100万円を超えてしまい、その金額を建て替える必要が出てきます。
そのような税金を多く建て替える自動車登録をする場合にダイレクト納付がおすすめです。
ダイレクト納付は、お取引先の口座からダイレクトに国庫金を支払う事ができます。
その為。金額負担の大きい重量税を建て替えることなく自動車登録をする事が可能です。
※ダイレクト納付をする為には口座IDの取得が必要です。
・結論! まとめ払いとダイレクト納付はどちらがいい?
まとめ払いとダイレクト納付のどちらが良いかについては、どちらも良い所があります。
依頼をもらう登録種別や、お取引先との建て替えのルールを決めて運用する事をお勧めします。
ダイレクト納付の取得方法や運用等のご相談は「お問合せフォーム」よりお気軽にご相談ください。
【結び】
いかがでしたでしょうか?
行政書士が自動車登録のOSS申請をすると、支払いの面でもメリットはあります。
アナログ作業は減り、紛失や盗難のリスクも無くなります。
2023年1月~の車検証の電子化以降、益々OSS申請率の向上が予想されます。
今の内からOSS申請に取り組んでみてはいかがでしょうか?
◎OSSの始める為の準備については以下バックナンバーをご参照ください。
『自動車登録の業務をしている行政書士がOSS(ワンストップサービス)を始める5つの準備』
◎普通車と軽自動車のポータルサイトは以下の通りです